インペリオクリニック

治療計画のご説明

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治療計画のご説明

治療計画のご説明

顎関節位置と顎機能の正常化について(1ヶ月程度の治療期間)

治療計画1

下顎の関節頭と頭側の骨の関節の受け皿とで構成されているのが顎関節です。両者の位置関係はかなり厳密で、そのズレによって顎関節症が発症するのみならず、噛み合わせのズレにも影響を与え、被せ物がすぐに外れる、セラミックが欠けるなどの現象が発生します。したがって、顎関節の位置を正常化させ、その位置で顎の運動が正常化している状況(機能)を回復させます。

金属の撤去と仮歯の装着(治療日数1日)

治療計画2

金属は唾液に溶けたり、空気中に蒸散したりすることで腸や肺から吸収され全身に暴露します。暴露した金属の種類によっては、免疫過剰を引き起こしますし、排泄力が弱い人であれば体内に蓄積します。結果的に、アレルギー、自律神経失調、発達障害などの全身疾患につながります。リスクのあるものは体内から取り除くべきという考え方から、全ての金属を撤去することをお勧めしています。撤去後は、精度の良い仮歯に置き換える治療を1日で行います。

失活歯およびNICOの撤去と仮歯の装着(治療回数2回程度)

治療計画3

失活歯(神経を取り除く治療を行った歯)やNICO(骨の中の治癒不全部位で空洞化しているところ)は、細菌感染を起こしており、その細菌がタンパク質を分解することで硫化水素などの揮発性硫黄化合物という毒素が発生しています。これらの毒素は、血管、リンパ管、神経線維を通じて全身に広がり、ガンや心臓病そして自己免疫疾患と深く関連しています。言うまでもなく、これらの毒素は全身のみならず口腔内の組織破壊の原因にもなりますので、全て取り除くことをお勧めしています。抜歯したところには、SDSジルコニアインプラントを装着し同時に仮歯をお付けします。

最終の被せ物の作製と装着(治療回数2~3回程度)

治療計画4

Step3から約半年後をめどに、最終の被せ物の作製に入ります。顎関節の位置と顎機能はすでに正常な状態に戻してありますので、快適に咀嚼できますし、また、術前にお取りした顔や口元の写真を参考に審美的にも満足できる被せ物を装着致します。素材は、言うまでもなく全身の健康を考えれば金属は使えませんので、ジルコニアやセラミックを使用します。

メンテナンス

治療計画5

口腔も全身も健康な状態を維持するために、定期的なメンテナンスをお勧めしています。頻度はその患者さんのリスクの高さに応じて異なります。短い人で3ヶ月に1度、長い人で6ヶ月に1度のメンテナンスをお勧めしています。