インペリオクリニック

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インプラント

インプラント難症例への対策

インプラントは、現時点では失った歯を取り戻すための最も有効な手段ですが、骨の量が十分ではないためにインプラントを植立できないと断られるケースがあります。そのような症例に対して、当クリニックでは、失った骨を補うためのさまざまな手術を行っております。これには骨の不足量や不足状態に応じて様々な手術法があります。当クリニックにおいては骨がないためにインプラントが打てない症例というものはほとんどなく、他院で断られた難症例ケースを多数受け入れております。その理由は、イエテボリ大学(インプラントの総本山)へのオペ留学や、ヨーロッパインプラント学会(EAO:世界最大のインプラント学会)、スイス、ドイツ、アメリカの最先端セミナーへの参加を行い最新の技術を常に取り入れる努力をしているからです。

イエテボリ大学オペ室にて。カール・エリック・カーンバーグ教授、当クリニック院長(右側)との共同オペレーションの様子。

GBRで対応したケース(小さなGBR)
(主訴) 40代男性 右下の親知らずとその手前の歯が痛くて夜も眠れない。
(対応) 親知らずの抜歯と同時に、手前の歯を抜歯する事になったが、炎症が激しく、
歯を支えている骨が溶けてしまっている。
そのままでは、骨のボリュームが不足してインプラントを植立する事ができないため、はじめにGBR(骨を造る手術)を行った。
その4ヵ月後に、インプラントの植立を行った。
(術後の状態) 術後8年が経過しているが、造骨されたインプラント周囲の骨は安定している。
物を噛むことにも全く問題なく大変満足されている。


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GBRで対応したケース(大掛かりなケース)
(主訴) 70代女性 入れ歯の違和感が強いので、インプラントでの治療を希望されて来院。
(対応) 上あごの入れ歯を長期間使っていたため、前歯の骨が溶け てほとんど無くなってしまっている。
そのままでは、骨が薄くてインプラントを植える事ができないため、下顎の奥歯のエリアから採取してきた自家骨をチタンメッシュを使って移植した。
6ヵ月後に骨が十分できたのを確認してインプラントを植立した。
(術後の状態) 術後5年が経過しているが、入れ歯と違って口の中がすっきりして快適である事に非常に満足されている。
食べる事、しゃべる事すべてにおいて全く問題はない。


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ウインドウ テクニックで対応したケース
(主訴) 50代女性 右上の歯を失ったところにインプラントをしたいと思い、いろんな歯科医院を回ったが、 どこも鼻の位置までの距離が近すぎるのでできないと断られた。
(対応) 上顎洞の側方から窓を開けて、上顎洞粘膜を挙上するテクニックで造骨を図った。上顎洞の中には人工的な骨補填材は一切使 用せず、患者さんの血液から抽出したCGFのみを詰め込んで対応した。
(術後の状態) 術後3年が経過しているが、造骨された部分の状態は安定しており、鼻の中の感染等も認めず、しっかり噛めて機能している。


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ASTRA 4 for ALLで対応したケース
(主訴) 60代男性 上下ともにすべての歯を失い、総義歯を使っているが、上の入れ歯はすぐに落っこちてくるし、下の入れ歯は全く安定せずにあちこち動いてしまう。
全く食事もできないし、人前にも出ることができないので何とかしてほしい。
(対応) 上下ともに4本のインプラントを埋入し、十分に骨との結合が達成した後に、ネジ留め式の装置を装着した。
(術後の状態) 術後7年が経過しているが、当初の問題点はすべて解決された状態で安定している。
とにかく、おいしく食事が楽しめ、人前でも大きな口を開けて笑う事ができるとのことで、大変満足されている。


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